パリー19世紀の首都(を読む前に)
ベンヤミンを学ぶなら最初にこれを読みたい、とずっと思っていたのが、「パサージュ論」の冒頭にある草稿「パリー19世紀の首都」です。
(´-ω-`)。o(「複製技術時代の芸術作品」は芸術と認知の話が入り乱れすぎて、ベンヤミンの思想的背景を知らない身には理解が難しい…ならばまずパサージュを読んで雰囲気や用語の使い方を学ぶべきでは…でもパサージュもあれ全部読むのは無理だから、全体の指針ともいえる冒頭の「パリー19世紀の首都」を読めばだいたいのニュアンスがつかめるだろう…うん、きっと…)
という文系の勘というか素人の浅知恵で頁を開いたわけですが、
……序文からすでに何を言っているのかさっぱりわからないよ?
学校で現代文の授業中に寝ているとこういうことになります。
読んでも全然頭に入ってこないので、さしあたりノートにまとめてみました。
ここまで(序文)で直接・間接的に示された書籍のメモ。わかった範囲です。
・マクシム・デュ・カン「パリ」:巻頭の引用文
・ブランキ「天体による永遠」:宇宙論でありながらペシミスティックな思想書としてベンヤミンに衝撃を与えた
(ほか、伝統的な歴史書の例としてヘロドトス「歴史」)
1冊も読んでないんですけどせめてブランキだけでも読むべきかな……
また、長崎大学の公開データベースで見かけたこの論文がとてもためになりました。ありがとうございます。「勉強は学校の外でもできる」って本当なんですね…「新しいものは人間を解放しない」とノートに書いたばかりですが私は21世紀の技術に救われていますよ…!
NAOSITE : Nagasaki University's Academic Output SITE: ファンタスマゴリーの呪縛のなかで -ベンヤミンの『十九世紀の首都、パリ』について-